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音楽系映画に見る王道の起承転結その1

音楽系映画に見る王道の起承転結その1

音楽系映画やミュージカル舞台が好きでよく見ていますが、ここ10年くらいに見た作品に共通する起承転結があり、ヒットにつながっているのではと思い始めました、(自分で書けるとは思いませんが)以下ネタバレあり。

昨年大ヒットしたQueenの「ボヘミアンラプソディー」少し前の「グレイティストショウマン」、LAのショーバーを舞台にした「バーレスク」、レディーガガ主演の「アリー/スター誕生」、ミュージカル舞台ではグロリアエステファンの半生を描いた「オン・ユア・フィート」などなどですが、そのストーリーの一部を紹介しましょう。

4月17日にディスクが発売されたので、また話題になっています「ボヘミアンラプソディー」
Vocalのフレディーマーキュリーの半生を中心に数々の名曲の誕生プロセスから、エンディングの21分間の「ライブエイド」での演奏シーンまで大ヒットを飛ばした”伝説のバンド”の裏話を描いています、そもそもQueenのファンが多い日本でのヒットはある意味当たり前かもしれませんが、全世界でのヒット、さらにアカデミー賞/ゴールデングローブ賞での主演男優賞獲得など話題に事欠きません。

しかしそこには、脚本家の綿密なストーリー展開が生み出す王道の起承転結があり、ヒットにつながったと考えます。

”起” 出会い ボーカルが抜けてしまったブライアンメイ/ロジャーテイラーのバンドとフレディーの出会いとそのボーカルの衝撃

”承” 成功への道のり 数々のヒット曲制作の舞台裏、サウンドメイクの秘話、プロデューサーとの対立、ワールドツアー。
 散りばめられたフレディーマーキュリーの私生活

”転” メンバー間の対立 フレディーのエイズ罹患告白、フレディーのソロアルバムリリースによる解散の危機。

”結” メンバーとの融和と「ライブ・エイド」での演奏で感動のエンディングへ

数々の音楽系映画やミュージカルにはこのような起承転結により描かれていてヒットにつながっていると感じているわけです。
他作品についてはまた紹介したいと思います。

ボヘミアンラプソディー
通常盤4K+ブルーレイ


Bohemian Rhapsody オリジナルサウンドトラック CD

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